
子どもを“守る教育”は、子どもを弱くする
「なるべく失敗させたくない」
「傷つけたくない」
「嫌な思いをさせずに育ってほしい」
そんな気持ちは、どの親にもあると思います。
けれど、それが過剰になっていくと、
“守られ続けた子ども”は、かえって弱くなることがあります。
優しさが、子どもから経験を奪うことがある
誰かに先回りしてもらい、
危ないことは遠ざけられ、
不快なことには近づかないよう育てられる。
確かに、穏やかで安心できる環境です。
でもそこには、葛藤も対立も、試行錯誤もない。
つまり、子どもが自分の感情と向き合う機会が少ないのです。
困難と向き合った経験が、“しなやかさ”をつくる
子どもが社会に出てから出会うのは、
わかってくれない人、うまくいかないこと、自分の非力さ。
それらと向き合いながら、自分なりのやり方を見つけていく。
そこに、人としての“しなやかさ”や“タフさ”が育っていきます。
だからこそ、子ども時代にこそ、
失敗や違和感に触れる“余白”が必要だと感じています。
教育は「正しさ」ではなく、「現実に向き合う力」を育てるもの
リベスタ・カレッジでは、英語を通して、子どもたちが社会と自分を考える場面をつくっています。
- 誰かの意見と違うときに、どう感じるか
- 自分の考えがまとまらないとき、どうするか
- 間違えたときに、何を学ぶか
こうした問いに、すぐ答えられなくてもいい。
でも、守られすぎて“何も感じない子”にはなってほしくないのです。
守ることと見守ること、その違いを見つめてみませんか?
「守ること」と「信じて見守ること」は、似ているようで違います。
子どもが自分で悩み、考え、ぶつかりながら育っていくこと。
それこそが、社会を生き抜く“根っこの強さ”になると信じています。
リベスタ・カレッジは、その土を耕すような教育をしていきたいと思っています。
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