
教育は、親の不安を消す道具じゃない
「このままで大丈夫かな」
「周りの子はもう始めているらしい」
「遅れを取りたくない」
親になると、ふとした瞬間に不安が顔を出します。
そしてその不安は、時に「教育」に向かいます。
“安心できる教育”を求めて、スピードや実績、効率を選びたくなる。
でも、それが本当に子どものためになっているかは、別の話です。
「安心させてくれる教育」ほど、子どもは考えなくなる
短期間で成果が出る教材、わかりやすいステップ、全員ができるようになるカリキュラム。
こうした仕組みは、親にとって安心です。
けれど、子どもにとっては、考えなくても済む環境”になっていることも。
何も考えずに正解が出せる教育は、
「親の安心」にはなっても、「子どもの学び」にはなっていないかもしれません。
不安が先に立つと、子どもに“余白”を与えられない
子どもが立ち止まっていたり、失敗したりすると、
「早く巻き返させなきゃ」「ちゃんと導かなきゃ」と思ってしまう。
でも、そこにこそ大切な時間があることを、私たちは時々忘れてしまいます。
親の不安で動きすぎると、子どもの選択肢は減ってしまう。
そのことに、少しだけ立ち止まって気づいていたいと思うのです。
教育は、“支配”ではなく“信頼”であるべき
リベスタ・カレッジでは、「今すぐ結果を出す」ことよりも、
「今じっくり考える」ことを大切にしています。
英語を通じて子どもたちに問いを投げかけ、
すぐに答えなくても、考え、話そうとする姿勢を育てていく。
それは、見た目には“ゆっくり”に見えるかもしれません。
でも、ゆっくり考える時間を与えることこそが、信頼だと思うのです。
不安ではなく、信じる力で選びたいですね。
子どもにとっての教育は、
「親の不安を静める手段」ではなく、
「その子がその子らしく生きていくための準備」であってほしい。
リベスタ・カレッジは、そんな視点で、教育を見つめ直している場所です。
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