BLOG

未来を育むヒント集

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 大人が考える未来教育
  4. 正解を探す子は、もう古い

正解を探す子は、もう古い

「これ、合ってる?」

「これ、正解?」

子どもたちからよく聞くこの言葉。

もちろん真面目で、誠実な気持ちから出てくるものでしょう。

でも、それが口ぐせになっているとしたら——

今の時代、それはむしろ“危うさ”かもしれません。

社会は、正解を求めていない

かつての学校教育は、「正解を見つけること」に価値がありました。

でも、今の社会で求められているのは違います。

「自分なりの問いを持ち、考え、行動する力」です。

なぜなら、世界はどんどん複雑になり、

正解がひとつではなくなっているからです。

環境問題、テクノロジー、価値観の違い。

どれをとっても、明確な「正解」があるとは限りません。

それでも自分の軸を持って、動き出さなければいけない時代です。

「正しいこと」を探すクセが、思考を止めてしまう

多くの子どもたちは、「間違えること」を怖がります。

だから、“模範的な答え”を探します。

でもその姿は、考えているようで、考えていない状態にも見えます。

問いに向き合うときに必要なのは、

「自分ならどう考えるか?」という視点です。

たとえそれが未完成でも、対話や経験の中で磨かれていきます。

そこにこそ、本当の学びがあります。

教室よりも、社会に出たときに差がつく

大人たちの世界でも、「答えを待っている人」は多くいます。

でも、答えのない時代において、それでは誰かの指示に従うだけになってしまう。

意見が言えない、決められない、責任が取れない。

そんな大人に、子どもたちを育てたくはありません。

自分で問い、考え、動ける子へ

リベスタ・カレッジでは、英語を使って、日常の中にある問いに触れていきます。

正解はありません。

でも、「あなたはどう思う?」と問いかけられたとき、

自分なりに考えて話すことを、当たり前にしていく。

その力が、将来、誰かの指示を待たずに動ける人をつくっていきます。

みなさんは子どもたちに、どんな問いを渡したいですか?

正解を探す子は、まじめで、努力家です。

でもその先に必要なのは、自分の思考で世界を見る力です。

「どう思う?」と聞かれたとき、

黙りこむのではなく、自分の言葉で語れる子どもたちを育てたい。

それが、これからの教育の本質ではないでしょうか。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事