Mentor Interview

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Zanele Mokoena
30代

「私は、私たちがいるから私である」。ウブントゥの精神と、つながりから育まれた優しさと強さを、子どもたちへ届けます。

どこで育ちましたか?その経験はあなたの考え方にどのような影響を与えましたか?
南アフリカのヨハネスブルグで生まれ育ちました。多様で活気あふれる国で育った経験から、「強さはコミュニティとレジリエンス(困難を乗り越える力)から生まれる」と学びました。
どんな言語を話しますか?それは人とのつながり方にどのような影響を与えていますか?
英語、ズールー語、少しアフリカーンス語を話します。複数の言語を話せることで、「世界の見え方は人それぞれ違う」という素晴らしさを常に意識するようになりました。
自分の背景やアイデンティティについて、大切にしていることを教えてください。
「ウブントゥ」というアフリカの哲学──「私は私たちがあるから私である」という考え方を大切にしています。教えるときも、人と関わるときも、この精神を大切にしています。
子どもの頃の思い出で、今でも思い出すと笑顔になるエピソードを教えてください。
夏の嵐のあと、いとこたちと一緒に雨の中で踊ったこと。自由で、喜びにあふれた時間でした。
自分を3つの言葉で表すとしたら?
エネルギッシュ、思いやりがある、クリエイティブ
何を学びましたか?その分野を選んだきっかけは何でしたか?
教育とコミュニティ開発を学びました。より強く、公正なコミュニティを築くための力になりたかったからです。
もう一度受けたい授業や、自分で作ってみたい授業があるとしたら、それはどんな内容ですか?
「変化を生み出すためのクリエイティビティ」という授業を作りたいです。子どもたちが想像力を使って、現実の世界に影響を与える方法を学べるようにしたいです。
初めて会う子どもたちと信頼関係を築くために、どんな工夫をしていますか?
まず笑顔と一緒に楽しいアクティビティをすることから始めます。共通の体験を通じて、自然に信頼関係が育まれると考えています。
子どもたちは大人にどんなことを教えてくれると思いますか?
子どもたちは、「今を生きること」と「何事も可能だと信じる力」を教えてくれます。
あなたにとって「成功したセッション」とはどんなものですか?
すべての子どもが「自分は大切にされている」と感じ、何かに挑戦したり創り出したことに誇りを持って帰っていくセッションです。
子どもたちと一緒に学ぶなら、どんなことを学びたい?それはなぜ?
「ストーリーテリング」を一緒に学びたいです。物語は世代や国境を越えて、人の心をつなぐ力があるからです。
子どもの頃の自分に教えてあげたいことは何ですか?
「自信を持つこと」。自分を信じることが、変化を生み出す最初の一歩だと今ならわかります。
大人になるにつれて、社会の中で違和感や戸惑いを感じたことはありますか?
今でも多くの格差が存在することに違和感を覚えています。そして、本当に意味のある変化は、教育と共感から始まるのだと感じています。